2012年05月14日
〝 Carroll Shelby of legend. 〟
先週末(米国/10日)に〝 キャロル・シェルビー氏 〟が、89歳で永眠された。
大袈裟かも知れないが、今のフォードがあるのは同氏とリー・アイアコッカ氏の功績が間違い無く大であったと個人的には彼らを崇拝している。

数年前、琵琶湖畔にて初めて本物のGT500を拝見した時には本当に〝目から鱗〟状態であり、アメリカンスピリットを痛感し圧倒され、その流麗且つダイナミックデザインには全く古さを感じなかった。
一方、66年ルマンでの1.2.3.フィニッシュを飾ったGT40-Ⅱの金字塔は、シェルビー軍団の手により勝ち取ったメリケンパワーの証しであり、S・マックィーン主演の映画にもなった程である。その主題曲のイントロで流れるスタート直前の心臓の鼓動は、今でも心に沁み付いている。
ACコブラをデザインされた同氏の初志、その拘りと主張にこれからベンチャーを目指される内外の方々には是非とも着目していただき、「無から有」への実績造りの参考とされる事を期待して止まない。

偉大なカーデザイナーであり、プロドライバーであったキャロル・ホール・シェルビー氏に心からご冥福を祈りたい。