2018年03月26日
〝 A new steel 123type trailer 〟
寒さの峠を漸く越えて、春爛漫の気候となりました。
アングラー諸氏もいよいよシーズンインで、釣行立案にも余念がないことと存じます。
この度、弊社123型専用の小型トレーラーとしまして、従来のスチールトレーラーを今シーズンより一新させていただく運びとなりましたので、ご報告をさせていただきます。従来型は一見スタイリッシュであり積載位置が低重心を自慢としていましたが、亜鉛鋼管にペイント仕立てでは耐塩性に今一つのところが正直ございました。
そこで弊社140型同様のオール・ガルバナイズド鋼管フレームにて車幅も小型枠一杯に合わせまして、従来モデルより高耐久性で更なる低重心を実現し、それでいて販売価格は従来品と同じ価格に抑えての新型モデルデビューとなりました。

今春よりこのNewトレーラーにて標準パッケージにはセットさせていただきます。
尚、123型専用のステンレス製トレーラーは、全て従来通りとさせていただきますので、お間違いの無きようご選択の程お願いいたします。
2017年09月13日
〝 弘法も筆の誤り? 〟
9月も中盤を迎え、18号台風の進路が気になる今日この頃。
本日、久し振りに140型専用のトレーラー検査に大分陸運支局に出向きました。
実は、午前中に完了し隣県から所用で大分にお越しの123型オーナーご一行様とランチの待ち合わせとなっていました。
しかし、検査は10時過ぎには完了してたのですが、まさかの問題が発覚!
何と、車台番号が予備検査証発行の段階で、本来は国(01)・・・のところが、愛(51)・・・となっていたのでその確認作業となり、最終的に中部運輸局にて手違いが確認出来、検査証が発行出来て大分運輸支局を出発できたのが午後1時過ぎとなってしまいました。

20年以上、トレーラーの検査登録業務を行って来た中で、今般の様な事は全く初めての事でした。
今日は日が良い筈でしたが、待ち合わせ時間的に間に合わなくなり再会出来なかったことが、一番の失態であり、誠に恐縮いたしますと同時に、心からお詫びを申し上げます。
2017年05月31日
〝 Head car addition 〟
今年も早5ヶ月が経過し、そろそろ入梅時期を迎えようとしています。
先日、隣県からの帰路にてヘッド車のブレーキに違和感が生じ、エンブレ多用で峠を下って帰還しました。
登坂車線でボート牽引時のパワー不足も感じることから、そろそろ入れ替え時期かと思案中でもありました。
そんな折、隣県の123型オーナーK氏よりヘッド車をリニューアルされるとのお話を伺い、天の時とばかりに是非とも弊社に譲渡していただけないかをお願い申し上げましたところ、快く承諾をいただきました。
大分まで出向き、そこから初めて路線バスとJR線を乗り継ぎ隣県へと向かいましたが、これはこれで初めての体験で郷土の風景を眺めゆったりと味わうことが出来ました。
待ち合わせ場所に到着するとピカピカに洗車いただき、しかも、満タン給油までしていただいていたCW5WがK氏とHimeさまと一緒に出迎えていただき心より感謝で一杯となりました。
K氏より一通り、操作説明を受けまして譲渡書類を預かりましたところで記念にK氏のお気に入りのGS・CDをと云いだそうとすると既にサウンドシステムのHDに1000曲以上が入っているとの案内を受け、これには本当に感謝感激いたしました。
早速、最初のコンビニでSRMのロゴシールを貼り、快適にジュリーソング集を素晴らしいローデストサウンドにて帰路を楽しむことが出来ました。

最初にCW5Wを山から見る郷土のお気に入りスポットの二ヵ所に連れて行き一緒に眺めながら、あらためて今後の商売繁盛と交通安全を祈りました。

K氏には、123型とのご縁で本当に多岐に亘り公私ともお世話になっており、そしてそこに導いていただきましたHimeさまお二人に最大限の敬意を表します。この度は、誠にありがとうございました。
2014年11月30日
〝 創業18周年企画 〟
紅葉の見ごろも終え、いよいよ明日から師走となり2014年も残すところ、ひと月。
1997年に弊社SugarRayMarineを設立し、お蔭様で無事18周年を迎えることが出来ました。
創業以来、一貫として普通免許で牽引可能なプレジャーボートの製造販売を手掛けて来たことが弊社の特徴の一つであり、これからもこの道一筋に邁進して参る所存です。
18周年の節目に、弊社トレーラブル艇オーナー様への感謝の意の第一弾として、専用トレーラーのリニューアルキャンペーンをこの年末年始のシーズンオフにかけて開催させていただこうと現在準備をすすめています。

対象となりますのは、123型、140型、180型。
其々の弊社艇オーナー様向けの専用ボートトレーラーです。
乞う、ご期待!
2014年02月15日
〝 山越えの恐怖 〟
一昨日、隣県ニ123型の納艇に出向いた道中、予想が的中し恐怖の体験となった。
県境の峠越えでの出来事である。
ボートトレーラーを牽引することになって18年余りになるが、マサカと云う坂道に出くわしてしまった。
朝方の大分県北地区は、すこぶる快晴であった。隣県の熊本地区の天気予報は午後から次第に雨となっていたので、帰り道なら全く問題はないと判断し午前10時頃出発した。
そして正午前、日田街道の蜂ノ巣湖を通過した頃に小雨がパラついて来た。山間部なので仕方ないと思いながらそのまま進んで行くと県境の兵戸峠を目前にして何やら白いモノが降りだして来たのである。早く菊池まで抜けなければと案じていたが、進むにつれて路面が見る見るうちに積雪となり緩斜面でも駆動輪がスリップするのを覚え、途中で停止するともう登れなくなる様な焦りを感じていた。
何とか兵戸トンネルに辿り着いたので、これからは下りで降りるだけと楽観したのだが、それが恐怖の始まりになるとは思いもしない事となった。
2つ3つほどコーナーを抜けると直線の下り道になったので、ブレーキを掛けたのだが、ABSが作動しても減速しない。
血の気が引くのを覚えた、後ろから500kg以上の重量で押されているのであった。
咄嗟に反対車線のトラックが通過したばかりの轍の上に乗せて再度ブレーキを掛けると何とか減速させて停止させる事が出来た。
それから、恐る恐る元の車線に移動させるが、完全に押されているのでABSがガーガーと鳴りっぱなしでもズルズルと止まらない。
ガードレール目前で何とか停止したが、これ以上は下れないと判断。スタッドレスを履いていたらと後悔するが後の祭りであった。
これでは待ち合わせの時間に間に合わないし、123型に傷一つ入れられない。大変情けない事だがオーナー様に連絡して今のうちに四駆で迎えに来て貰うのが最良と判断し連絡させていただく。

その後、オーナ様より気持ち好く迎えに応じていただき、何とか難を逃れる事が出来た。
感謝、感謝である。

結局、帰り道も途中近年にない程の豪雪の為、帰宅困難者となってしまい車中泊を余儀なくされ昨日昼過ぎに漸く別府に戻る事が出来たが、雪の峠道での牽引は、荒れた海上での恐怖とはまた違った恐ろしさであると骨身に沁みる体験となった。
2012年11月13日
〝 マリーナから自宅へ 〟
2013年への追加パッケージや追加アイテムを変更も含め発表する時期となってきた。
その中にあって、今般123型専用の小型ステンレス製トレーラーが目玉の一つとして挙げられる。
123型のトレーラーはデビュー以来、通算5社のトレーラー製造元の市販モデルに手を加えてパッケージ化を進めて来たのだが、正直なところ其々に一長一短があり、積載幅や重心位置、タンの追加延長や最大積載重量の問題等々をクリアーしていく過程で、漸く昨年モデルの専用小型トレーラー化でランチングや合法的牽引基準に法ったものに落ち着いてた経緯がある。
但し、フレーム素材がスチール製の亜鉛鋼管であるため表面塗装の剥げによる酸化の進み具合に差が出る美観・耐久性の面にて欠点も持ち合わせていたのが実情であった。
そこで、2013年モデルのパッケージはレギュラータイプのスチールペイント仕様とプレミアタイプのステンレス仕様の二者選択を可能とすることとし、この度、新たにステンレスフレームの専用小型SUS製トレーラー(防水LEDランプ仕様)の追加デビューとなった次第である。
9月の本ブログにご紹介した、鹿児島のM氏にはそうした経緯をご案内させていただき、念願のプロトタイプが完成する11月上旬の御納車を約束していたのであった。そして、先週金曜日の早朝5時に別府を出発した。

お昼には鹿児島市内に無事到着。M氏との待ち合わせ場所にて書類を預かりトレーラーの新規登録およびヘッド車備考欄の書き換えを行うために鹿児島陸運支局に出向く。

無事、新規ナンバーを取得し、時間は掛かったが、ヘッド車の記載変更も完了!
翌日マリーナから退去し、漁港スロープにて123型と新型トレーラーとの初対面ランチングを心待ちにして鴨池港の宿にチェックイン。壮観な桜島の噴火をバルコニーから仰ぎ見ながら今季の反省と反芻、そして来季の構想を描きながら夕刻のM氏来館を待つ。
市内与次郎のとある居酒屋にて薩摩会談(と云っても趣味の坊津ダイビングやボートの話題)。大分ではなかなか味わえない南国情緒のコース料理、辛口の芋焼酎に完全にM氏の歓迎に気持ち好く遣られてしまった。
次回、機会が有れば鹿児島123型オーナーの皆様と錦江湾MTを実現したいと思い、M氏も強く賛同されておらた。そして、翌日のマリーナからご自宅への123型のお引越しのための、出発時間を決めて鴨池の宿に戻る。
翌日は、生憎の悪天候となり波も高まるコンディションであったが、無事にマリーナ船台から錦江湾への出航を見届け、待ち合わせのスロープに向かう。

暫くして123型をM氏が入港させ予定通りに新型ステンレス製トレーラーにランチングを完了する。その後、広場でバックの練習を行い、再度スロープにてボートトレーラーからのランチングを試みる。

後は場数を積んで自信を付けて貰うことが必要と、スロープを後にして自宅へと向かう。
丘の上のご自宅駐車場は、何と屋根付きの縦列駐車OK!の好条件であった。

M氏念願の123型ならではの駐車場保管が現実のものとなり、これまでの錦江湾だけでなく薩摩半島、大隅半島の外洋方面にもこれから足を延ばせると嬉しさが溢れておられた。
今般、トレーラブル艇の真価をオーナー様の立場にて再認識させていただくことが出来たこと。
それが何よりも嬉しく思えた鹿児島出張であった。M様 「ほんのこて、あいがとしゃげもした!」
2012年09月24日
〝 ワンオフヒッチ 〟
トレーラブルボートに不可欠なヒッチメンバー付のトラクター。
例え、市販品が無くとも必要とあればワンオフ作製し、オーナー様のニーズにお応えする。
一昨日になるが、鹿児島の123型オーナーM氏からの依頼にてヒッチメンバーの製作を承った。
ドイツ車ベースのスバル・トラヴィックというミニバンで、あいにく市販品ヒッチは国産では無かった。

そこで、以前にも本ブログにてご紹介した〝 県北の雄 〟のお店に何とか無理を云ってお願いする事にした。
当初の予定日が台風の接近で変更となっていた。その後、車の後部下からの写真をM氏に送っていただいて検討された結果、「若しかしたら一日では出来ないかも知れない。」との回答を得て、一泊二日の時間を頂戴する事で宜しければ、承らせていただきたい旨をお伝えしたところ、快諾をいただいた次第であった。
前日の夜に鹿児島を出発されておられたせいか、待ち合わせ場所に1時間も早く到着されていたので、〝 県北の雄 〟のお店に朝一で車を持ち込む事が出来、早速ワンオフ品の製作に取り掛かっていただいたのである。
その後、時間調整を兼ねて「深耶馬溪」や紅葉が始まった「立羽田の景」を訪ね、午後からM氏と一緒にお互いの厄落としを兼ねて、全国4万有余の八幡宮の総本宮にあたる「宇佐神宮」(創建725年)に詣でることとした。

夕方に別件があったので、一旦〝 県北の雄 〟のお店に戻り、進捗状態を確認させていただく。
すると、かなり形になっていたので、完成予定を確認すると若しかすると本日中に完成するかも知れないとの事であった。

M氏に夜、ボートヤードにて待ち合わせを約束して、別件を済ませる為、先に出発し造船工場に立ち寄り所用を完了することが出来た。午後7時前にM氏がボートヤードにワンオフのヒッチメンバー装着が完了したスバル・トラヴィックにて戻って来られ出来上がりを確認させていただく。
当初案じていたリアバンパーもカットさせる事なく、頑丈且つスマートに取付が完了されていたので心から安心し、同時に〝 県北の雄 〟にお礼の連絡をいれさせていただく。記念に今はブランド名が変わって無くなっているのだが、虎の子となっていた「ブリンク」のヒッチボールキャップを被せさせていただいた。

一泊二日の予定が、一日で取付完成となった事は、お互いに悦ばしい限りであった。
再会を約束した後、M氏はまた約10時間を掛けて夜の国道10号にて鹿児島に戻られたのであった。
皆様、お疲れ様でございました!
2011年11月27日
〝 ECOカー時代到来 〟
2005年以降、レギュラーガソリンの全国平均単価が130円/Lを超える推移傾向となり、
低燃費車(ECOカー)が続々と国内外カーメーカー各社から発表発売が盛んとなり、現在に至る。
弊社艇の主力も当初の18フッターの時代には、本格的な2.6ℓ以上の4WD車や車両重量が2tクラスの1Box車が合法的に公道牽引する為に必要であったのだが、140型のデビュー以降は、1.6ℓクラスのFF車やライト1Box車にて公道を合法的に牽引する事が可能となった。
しかし、軽カーや1.0ℓクラスのECOカーが主力の時代となると弊社艇を検討される方々の中から、
「流石にボートと一緒に車まで買い替えられない。」
「何とか今のECOカーで、合法的に牽引可能サイズのボートを造って欲しい。」
とのリクエストを受ける様になって来た。
時を同じくして米国サブプライム問題が発生し初め、世界的な景気下振れ感と格差社会の歪みが顕著となり、
ソルト用フィッシング艇の検討中の方々からも、
「艇体+機関+トレーラーのセット価格で150万円以下でないと、我が家の大蔵大臣の許可が下りない。」
「何とか、150万円以下で購入可能なボートサイズでパッケージを造って欲しい。」
との切実な声も寄せられる様になった。
140型が好評なだけに、更なるダウンサイジングの声も全国から弊社に向けられる機会が増えて来た。
11フッターから決別した事には何の未練も無かったが、140型は確かにスモールサイズとは云い難い。
事実、15~16フッター艇との比較の上で140型に決定されるオーナー様が殆どであった。
ボクサーであれば、右腕がハンマーカウンターなら、左腕のストレートパンチも時には必要である。
確かに、12フッター~13フッターの左ストレートパンチが打てるボクシングスタイルこそ、オーソドックながらシュガーレイスタイルの原点かも知れないと考える様になった。
低燃費車(ECOカー)が続々と国内外カーメーカー各社から発表発売が盛んとなり、現在に至る。
弊社艇の主力も当初の18フッターの時代には、本格的な2.6ℓ以上の4WD車や車両重量が2tクラスの1Box車が合法的に公道牽引する為に必要であったのだが、140型のデビュー以降は、1.6ℓクラスのFF車やライト1Box車にて公道を合法的に牽引する事が可能となった。
しかし、軽カーや1.0ℓクラスのECOカーが主力の時代となると弊社艇を検討される方々の中から、
「流石にボートと一緒に車まで買い替えられない。」
「何とか今のECOカーで、合法的に牽引可能サイズのボートを造って欲しい。」
とのリクエストを受ける様になって来た。
時を同じくして米国サブプライム問題が発生し初め、世界的な景気下振れ感と格差社会の歪みが顕著となり、
ソルト用フィッシング艇の検討中の方々からも、
「艇体+機関+トレーラーのセット価格で150万円以下でないと、我が家の大蔵大臣の許可が下りない。」
「何とか、150万円以下で購入可能なボートサイズでパッケージを造って欲しい。」
との切実な声も寄せられる様になった。
140型が好評なだけに、更なるダウンサイジングの声も全国から弊社に向けられる機会が増えて来た。
11フッターから決別した事には何の未練も無かったが、140型は確かにスモールサイズとは云い難い。
事実、15~16フッター艇との比較の上で140型に決定されるオーナー様が殆どであった。
ボクサーであれば、右腕がハンマーカウンターなら、左腕のストレートパンチも時には必要である。
確かに、12フッター~13フッターの左ストレートパンチが打てるボクシングスタイルこそ、オーソドックながらシュガーレイスタイルの原点かも知れないと考える様になった。